スーパースターといえば誰を思い浮かべるでしょうか?私は昔も今もイチロー氏一択です。10年連続シーズン200安打、シーズン最多安打記録など数々の偉業を成し遂げてきた、努力の天才が学生に指導を行いました。
4、5日には北海道屈指の進学校、旭川東のグラウンドで野球部を熱血指導しました。学校のグラウンドは右翼95メートル、高さ約8メートルの防球ネットがあり、その奥には4階建ての校舎があり、イチロー氏はフリー打撃の実演で快音を連発。
生徒の「うわー」「えぐい」の声の中、63スイングで校舎の屋上に3球、さらに校舎を越えて中庭まで届いた打球が1球ありました。
校舎を直撃した打球も5球あり、そのうち1つが3階の窓に当たりガラスが割れました。当たったのが数学教室と聞いたイチロー氏は、「数学の成績だけがーんと下がったらどうしよう」と苦笑いしていたそうです。
最後に学生にバットをプレゼントし「たまに思い出してください」とイチロー流のエールを送りました。
引退してもなおその輝きは変わりません、日本、そしてメジャーでとんでもないプレッシャーと戦い、その壁を何度も乗り越え続けてきた男の言葉には重みがあります。
特にイチロー氏から私が影響を受けたのはそのルーティンです。
翌日の試合時間から逆算して寝る時間や起きる時間、食事やトレーニングの時間を全て分刻みで決めていたといいます。
食事内容も朝カレーを食べるなどルーティン化し、いつもと違うものを食べて体調を崩したり、美味しくない物を食べて気分が下がってしまい、結果野球に影響が出ないようにと、考えていたそうです。まさにプロフェッショナルです。
私も介護職という肉体や精神面に負担の大きい仕事を20年近くやっていますが、イチロー氏のようにストイックにはやれませんが、体調管理、メンタルのコントロールも仕事の一つだと考え、イチロー氏をモデルとして、常に一定のパフォーマンスができるように心がけてきました。
「学生野球の役に立ちたい」との願いで学生に野球の指導を行っているイチロー氏、その指導を礎として、新たなスーパースターが生まれることを期待しています。
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