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現在カープは104試合を消化し、56勝43敗5分けで2位巨人に1ゲーム差をつけて1位。
確率統計によると、優勝する確率は、カープ49%、巨人44%。
確率を見ると、どちらが優勝してもおかしくありません。
しかし私はカープの優勝を確信しています。
そして今季、優勝を確信した試合があります。
それは、8月14日、マツダスタジアムで行われたDeNA戦での、菊池選手のサヨナラホームランで勝利した試合です。
試合の両先発は、カープが左のエース床田、対するDeNAはジャクソン。
カープ有利かと思われましたが、ジャクソンに6回1失点と抑え込まれ、床田は5回3失点と劣勢の展開に。
カープも走者は出すものの、併殺打が多く、バッテリーエラーの1点のみと、なかなか得点できません。
しかしカープ自慢の中継ぎ陣(黒原、森浦、塹江)が0点に抑え、2点差のまま9回裏へ。
DeNAの投手は森原へ。
先頭の小園がレフトへのツーベースを放ち、出塁します。
ここで坂倉の場面で、バッテリーにとっては痛恨の四球。
こういった場面で一番いけないのは四球などでランナーを貯めることです。
ノーアウト1塁、2塁で押せ押せとなり、魔境のマツダスタジアムは異様な雰囲気になります。
ここでバッターは好調の中村奨成。
小窪コーチが何やら中村奨成に耳打ちします。
まず同点にするために、バントでもおかしくない場面。
しかし首脳陣の選択は、一発を打って試合を決めてこいという、超積極的なものでした。
ここで奨成に決めて欲しかったですが、結果はレフトフライ。
タイミングは良かったのですが、バットの先でした。
そして続くは菊池。
こういった時の菊池は異常なほどの集中力があります。
過去にも、優勝がかかっている試合や、CSがかかっているような大事な試合で、必ず大事な仕事をしてきました。
プレッシャーにとんでもなく強い選手です。
そんな菊池が打席に入り、観客の応援もとんでもない盛り上がりになります。
そんな願いを乗せて菊池の打球はレフトスタンドに吸い込まれ、劇的なサヨナラホームランとなります。
あの小さな体でとんでもなく大きな仕事をしてくれました。
この試合にもしも負けていたら、優勝を争う中で非常に痛い1敗となるところでした。
菊池も語っていましたが、劣勢の中でも、チームの中で誰一人諦めていませんでした。
全員の必ず勝つんだという強い気持ちが勝利に結びつきました。
この勝利を見て、私はカープの優勝を確信しました。
というか勝手に優勝する未来が見えてしまいました。
今チームは、監督・コーチ・スコアラーなどの裏方・そして選手達が一つの方向に向いています。
新井監督は監督就任時に、選手達はみんな家族で、大好きだと伝えました。
今その家族が一丸となり、大きな事を成し遂げようとしています。
巨人も非常に強いです。
良いチームです。
しかし巨人にはなくて、カープにある物があります。
それは一体感です。
観客も含めたその一体感で、カープは優勝という頂きに立とうとしています。
それはもう少し先の話しです。
広島カープ歴代最強ベストナイン の記事も宜しければご覧ください。
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