昨季主に4番を務めていた西川が移籍し、候補だった新外国人は二人とも同時に怪我で離脱、チームで数少ない長距離砲の末包も怪我で出遅れています。
末包、新外国人が戻ってくるまでは、カープは今いるメンバーで戦うしかありません。
現状では4番打者は誰が適任なのでしょうか?
考えてみました。
堂林
ここまで主に4番を務め、打率.279、本塁打0、打点4の成績を残しています。
本塁打0は物足りませんし、打点4というのがもっと物足りません。
チャンスの場面で堂林に回っても、期待がもてないのが現状です。
元々堂林は、良い時は本当に良い打撃をしますが、悪い時は打席に入った時に三振するイメージしかありません。
特に落ちる球に弱く、何度あっさり三振する姿を見たか分かりません。
追い込んで、落ちる球を投げておけば勝手に三振してくれます。
相手バッテリーからすると、4番打者という意味では、攻略しやすい部類に入ってしまうかもしれません。
本来は4番バッタータイプではなく、6番あたりにいたら非常に怖いバッターです。
低めの落ちる球を見極めることができ、課題が解消されれば話しは別ですが、現状では、私は堂林4番には反対です。
松山
私が一番推したいのは松山です。
確かに守備は上手くないし、走力も他の選手と比べると全くありません。
終盤の勝負所で代打松山が使えなくなるデメリットも大きいです。
それでも、今いるメンバーで考えた時に、松山以上に名前負けしない選手はいません。
その打撃技術は誰もが認めるところです。
4番が相手から舐められているようでは、戦う前から負けているようなものです。
4番という軸がしっかりすれば、打線も機能しやすくなります。
あの打撃技術が、1打席のみというのは非常に勿体無いです。
4番松山を是非試してみてほしいです。
坂倉
4月21日、4番ファーストで坂倉を起用しましたが、私は反対です。
坂倉は捕手に専念させ、球界を代表する捕手に育てる義務が広島にはあります。
捕手で4番というのは負担が大きすぎますし、坂倉は元々4番タイプではありません。
また打率も.224と本調子ではありません。
4番で起用している場合ではありません。
野間
ここまで打率310、二塁打7、三塁打2、OPS.844とチームで一番の打撃成績を残しています。
元々打撃が勝負強く、今季も得点圏打率.571と、無類の勝負強さをみせており、数字をみると野間が一番4番打者らしい成績を残しています。
相手バッテリーからすると、意外と4番野間は嫌かもしれません。
あの勉強熱心な巨人の門脇が、追い込まれてからの打撃について、アドバイスを求めてくるくらいですから、他球団の選手から見ても脅威になっているのでしょう。
4番野間は一度試してみてもいいかもしれません。
ただ野間は4番タイプではありませんし、現状3番が一番合っていそうです。
野間が3番から外れると、3番は小園あたりに頑張ってもらわないといけません。
結論
以上考えてみましたが、私が一番推したいのは松山です。
デメリットも非常に大きいのは承知ですが、一度試してほしいです。
次に試してほしいのは野間です。
抜群の打撃成績を残しており、得点圏にも強い野間を4番に据えるのは理にかなっています。
正直堂林や、坂倉よりは期待が持てそうな気がします。
結局は堂林を使い、外国人が戻ってくるのを待つ形になりそうですが、松山や野間を4番で起用することはあるのでしょうか?
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