ソフトバンクの和田毅投手が15日、長崎市内で自主トレを公開し、人的補償に関する一部報道について「いろいろな報道というか記事とか出ているみたいですけど、自分としてはこの件には触れたくない思いと、考えたくないというのが自分の思いです」と話しました。
昨年12月にソフトバンクは西武からFA権を行使した山川穂高内野手を獲得し、人的補償が発生。山川選手の獲得発表から23日が経った1月11日に、一部報道では和田の名前も挙がっていましたが、甲斐野央投手の移籍で決着しました。
和田選手は「今来ていただいているファンの方からのメッセージもいただいているので、自分ができるのはチームのために一生懸命投げることだけです。その準備をしっかりとするだけだなと、そういう気持ちです」と話しました。
報道では和田投手に人的補償で選ばれた事を伝えたら、引退しますと答え、球団が慌ててプロテクト内だった甲斐野投手を差し出す形になったと報じられています。
この件について和田投手は悪くありません。
悪いのはソフトバンク球団です。
プロテクト外にした時点で獲られる覚悟はするべきですし、嫌ならプロテクトしておくべきです、獲られて慌ててプロテクト内の選手を差し出すなんて言語道断です。
報道による話ですから100%正しいか分かりませんが、プロテクト内の選手から選んでもらったとしたら、プロテクトリスト自体の意味がなくなります。
人的補償制度の意味が分からなくなります。トレードのような形になってしまいます。
和田投手が拒否をしたから、甲斐野投手がかわいそうなんて言う人もいるかもしれませんが、それは和田投手が悪いのではなくて、球団が悪いんです。
和田投手へ批判の声も届いているそうですが、本当に辟易しているでしょう。何か発言してしまえば、揚げ足をとられてしまいますから、何も言えないはずです。甲斐野投手への罪悪感は間違いなくあるでしょう。
チームの功労者にこんな思いをさせてしまったフロントは恥を知るべきです。
こんな事をしている球団ですから、内部はあまりうまくいっていないのかもしれません。
チームの成績にも影響が出なければいいですが。
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