
5月7日、メジャーリーグ・デトロイトタイガースに所属していたマエケンが解雇となりました。
1日に、メジャー出場前提の40人の枠から外れ、事実上の戦力外となっていました。
ウェーバー公示期間中に名乗りをあげる球団がなければ、FAとなります。
残りの29球団が獲得することは可能で、FAとなった場合は、メジャー球団は最低保証年棒の約1億1000万円で獲得することができ、それを差し引いた額はタイガースが保証することになります。
タイガースはそのリスクを承知したうえで放出したようです。
地元のメディアは賢明な判断だと称賛しています。
それだけマエケンの存在はストレスだったということです。
マエケンは2016年にカープからポスティングシステムを利用してドジャースに移籍。
1年目から16勝をあげる上々のメジャーデビューを果たしました。
しかし、2021年に右肘のトミー・ジョン手術後、長いリハビリを行いますが、成績は低迷しました。
2023年オフにタイガースと2年35億で契約を結びます。
昨年途中からリリーフに転向し、今季は先発復帰を目指しますが、開幕から中継ぎ。
7試合、8イニングで防御率7.88と調子は上がりませんでした。
日米通算165勝。
本人は200勝したいでしょう。
かねてから晩年は日本球界に復帰したい、更にはカープに復帰したいと漏らしていたマエケン。
黒田のように凱旋し、バリバリ活躍したいでしょう。
しかし黒田はメジャーで5年連続2ケタ勝利していたオフに、バリバリの状態で戻りました。
メジャー複数球団からオファーが殺到して、20億以上の年棒を提示した球団もあった中で、カープと年棒4億で契約。
まさに男気溢れる復帰でした。
対して、マエケンはクビになって戻ってくる、状況は黒田の時とは異なります。
賛否あるかと思いますが、是非古巣のカープが獲得してほしい。
カープが暗黒期のまっただ中、援護もくそも無い中、エースとしてチームをひっぱり、メディアに出て、カープをアピールしていました。
カープが3連覇し、人気球団に一時期なれたのはマエケンの努力のおかげです。
功労者のマエケンをカープは真っ先に手をあげ、獲らないといけません。
ただカープが今のマエケンに好条件を提示するはずがなく、マネーゲームでは負けるのは明白です。
出せて年棒2億くらいでしょうか。
そして、カープは九里が抜けましたが、先発は大瀬良・床田・森下・森・玉村・ドミンゲス、更には常廣、アドゥワ、佐藤、斉藤らも控えています。
先発がやりたいでしょうが、実力で奪わないといけない。
ドミンゲスや玉村と競争で勝たないといけない。
それよりは、黒原が抜け、安定感があまりない中継ぎでの起用ならカープでも需要があります。
しかも毎日のようにマエケンが見られれば、観客も喜びます。
しかし、投手に困っている他球団はほしいと思います。
特に菅野が抜けた巨人や、ヤクルト、DeNAあたりははめちゃくちゃ欲しいでしょうね。
球団がどう動くのか、非常に注目されます。
日本の他球団で投げるマエケンの姿は見たくありません。
マエケンはお金では選ばないと思います。
カープが手を挙げれば必ず戻ってくるはず。
黒田が戻り優勝した時のように、マエケンが復帰して優勝という最高の結果になると信じています。
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