
昨年のカープは貧打で国産打線でした。
小園を4番に据えなければならないくらい、層が薄かったです。
まるで、カープだけが外国人助っ人野手を使ってはいけないというハンデを背負って戦っているようでした。
他球団のオースティンや、ヘルナンデス、カリステなど非常に羨ましかったです。
もし外国人がいれば…と何度も思いました。
レイノルズもシャイナーも開幕早々に怪我をし、シャイナーはDeNA戦で劇的な一発を打ちますが、活躍できず。
レイノルズに至っては、怪我で引退。
にも関わらず、新井監督は外国人のシーズン途中での補強を断りました。
現戦力で戦えると信じ、田中や上本、松山、堂林などベテランを重宝し、若手を積極的に起用せず、優勝をあと少しの所で逃しました。
途中で補強していたら、あそこまでの急失速は無かったかもしれません。
そしてオフにモンテロとファビアンがチームに加入。
ファンも去年のことがあるから、期待半分で半信半疑。
そしてオープン戦好調だったモンテロは、開幕早々に怪我で離脱。
残ったのはオープン戦あまり打てなかったファビアン。
また今年も外国人が戦力にならないのか?と思いました。
しかしオープン戦当たりがあまりなかったファビアンが、相手投手の研究も相当しているのか、淡々とヒットを打ち続け、徐々に成績を上げていきました。
打率.331、本塁打4、打点20、打率は12球団トップの成績(5月18日試合前)。
ファビアン一人でお釣りがくるくらいの活躍をみせ、クリーンナップの3番にガッチリハマっています。
打線が以前よりも良くなったのは、クリーンナップが固定できるようになったのが大きいです。
そしてチームに合流したモンテロ。
率こそ低いものの、サヨナラタイムリーを放つなど活躍を見せます。
長打力は本物で、昨日は2ランホームランを放っています。
凡退しても内容が良く、今後は成績が更に良くなっていくことが予想されます。
更に2人とも良いのが、守備が悪くないこと。
ファビアンは今日のように、時折致命的なミスを犯します。
しかしながら、大盛や堂林などには劣りますが、平均よりは上の為、守備固めを急いで出す必要がありません。
もうこの二人は当たり助っ人認定でいいでしょう。
しかもまだ27才と若いため、成長が期待できます。
助っ人が機能している有難味を日々感じています。
坂倉・小園・末包・秋山・菊池など、日本人野手は、ある程度年間通して活躍してくれる計算がたちます。
あとはファビアン・モンテロが相手から研究され始めたときに、どの程度活躍が続くのか。
この二人にカープの命運が託されていると言っても過言ではありません。
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