広島は10日、中日に0―3で敗れましたが、9回にはビハインドの展開で、栗林投手がオープン戦3戦目の登板で初めて9回を任され、危なげない投球で1回無失点に抑えました。
抑えを巡っては、栗林と矢崎が候補に挙がっていましたが、新井監督は試合後に「9回は彼(栗林)で」と明言し、「去年の悔しい経験とかもあるだろうし、去年、3年目で初めてなかなか思い通りにいかなくて、悔しいシーズンを送ったと思う。だからこちらとしては、同じ場所で悔しさを晴らしてほしい」と語りました。
監督の言葉を受けて、栗林は「期待を裏切らないように頑張りたいというのが一番。やらなくちゃいけないという気持ちが一層強くなる。責任感をしっかり持って、練習からやっていきたい」と話しています。
想定通りですが、やはり9回は栗林となりました。
去年はかなり不本意な投球となり、個人で7敗を喫しました。
チームとしても、不安定な栗林を使いすぎて、勝てるような試合をいくつも落としてしまいました。
正直栗林が本来の投球が出来ていれば、もう少し阪神と優勝争いができていたはずです。
9回に栗林がしっかり固定されれば、7回と8回を島内、矢崎で回すことができ、ブルペン陣が安定します。
他にも昨年覚醒した大道、投球フォームを変えて今の所安定感が抜群の塹江、出遅れているハーン、森浦、内間、益田、高、滝田などがいます。
年々ブルペン陣は安定感が出てきていますが、やはり9回に栗林がいるのといないのでは、安心感が全然違います。
ただ気になるのは、フォークの落ちが鋭く、制球も悪くないですが、ストレートの球速が出ていないことです。
本来は150キロを超えるストレートが、145キロ程度しか出ていないのが気になります。
今季万が一栗林がまた本来の投球が出来なかった時には、首脳陣には去年の反省を生かして、早めの二軍での調整をさせてあげてほしいです。
栗林には、昔の岩瀬や大魔神佐々木のように、出てきたら試合終了くらいの、絶対的な存在に成長していってほしいと期待します。
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