黒田博樹球団アドバイザーが12日、日南キャンプでの指導を終えました。
球場に連日足を運び、熱のこもった指導を行った中で、ともに高卒2年目の斉藤優汰投手と日高暖己投手の将来性を絶賛しました。
斉藤に関しては「ある程度、1軍に近づいてきている」と話し、今後の飛躍に太鼓判を押しました。
「オフの間にしっかり準備して、この春のキャンプに覚悟を決めて入ってきた、そういう感じを受けた」。
「今まであまり時間の取れなかった選手にも時間をゆっくりとって、指導ができた。それが良かったと思う」と振り返りました。
特に斉藤には多くの金言を授けたそうです。
時には1時間近くブルペンで話し込み、この日も軸足の使い方に関して、投球フォームの映像を見ながら助言を行いました。
「持っているポテンシャルは非常に高く、吸収力も高い。ある程度1軍に近づいてきていると思うし、球自体も非常に力がある」と話しました。
さらにオリックスから人的補償で加入した日高についても「体力的にはまだ少し時間がかかるかなと思うが、伸びしろは非常にある」と期待していました。
斉藤と日高の2人はともに体力面の向上に励む中、黒田氏は今キャンプ序盤に投げ込みの重要性を説きました。
その教えを受け、すぐさま投げ込み量を増やした姿に「彼ら2人も向上心が高くて、教えがいがあるというか。僕にとってもすごくやりやすい感じがした」と話しています。
斉藤は15日からの沖縄キャンプメンバー入りも果たし、「本当にいろんなことを教えてもらって、すごい身になった」と感謝していました。
黒田氏からみて一軍に近づいてきているということは、今年中に斉藤のプロ初先発が見られるかもしれません。
同じドラ1の阪神・森下がルーキーから活躍し、なぜ広島は獲らなかったんだと思いましたが、斉藤のピッチングを見ると、球団の判断は正しかったんだと思います。
体がプロらしくなってきました、これで更に体力がつけば、球界を代表するような大投手になれる素質があります。
タイプは違いますが、前田健太並みの成績を残せるかもしれません。
また自主的にベンチを掃除するなど、内面も素晴らしいものがあるようです。
また、同い年で日高という将来性抜群のエース候補が入団しました。
間違いなく刺激になっていると思いますし、切磋琢磨しあって、常廣、日高、斉藤と次世代の先発三本柱になってほしいです。
カープは近年大卒の即戦力投手を多く指名しており、高卒の投手があまり育っていません。
斉藤投手は、もう少し時間がかかるかと最初は思いましたが、早くから活躍するかもしれません。
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