ドジャース大谷翔平投手の通訳を務めてきた水原一平氏が、球団から解雇になったそうです。
一体何があったのでしょう?
原因は、水原氏がスポーツ賭博にはまってしまったことのようです。
そもそも水原一平氏とはどんな人物なんでしょうか?
水原一平氏とは
水原一平氏は、北海道の出身で父親の仕事で、幼いころにアメリカへ移住し、英語圏で生活をしていたそうです。
学生時代は、野球ではなく、サッカーとバスケをしており、186㎝の高身長、がっしりした身体はスポーツで鍛えあげられたもののようです。
また、出身大学のカルフォルニア大学リバーサイド校は、アメリカの中でも難易度の高い大学で、卒業生には政治家、女優、野球選手なども多い大学です。
水原氏がいかに優秀な人物だったということがわかります。
水原氏が通訳者となった経緯
水原一平さんは、野茂英雄さんがきっかけでMLBに興味をもち通訳の世界に入っていきました。
2010年、26歳の時に当時ボストン・レッドソックスに所属していた岡島秀樹の専属通訳となったのが初仕事でした。
その後、2012年に、北海道日本ハムファイターズの球団通訳となり、外国人選手の通訳や生活のサポートをし経験を積んでいきました。
外国人選手達への取材に協力的で、記者から好評だったようです。
そして2017年オフに日本ハムファイターズ所属だった大谷が、ロサンゼルス・エンゼルスへ移籍したことに伴い、以降大谷の専属通訳としてエンゼルスに所属となりました。
通訳以外にも運転手やキャッチボールの相手など、公私にわたり大谷をサポートしていました。
大谷だけでなく、通訳の水原氏が注目されることもあり、彼の献身的なサポートを世界が認め、称賛していました。
水原氏の年収は約1億円
そして水原氏の給料ですが、大谷は年俸の1~2%を支払っていたそうです。
USAトゥデーが年俸ランキングを発表し、2023年の大谷翔平さんの年俸が約42億円だとわかりました。
ということは、約4,200万円~8,400万円を水原氏に支払っていたことになります。
大谷が、このほかにスポンサー契約などあれば、それも含めると水原一平さんの年収は、約1億程度と予想されます。
契約解除(解雇)へ
水原氏が野球を除くスポーツの違法賭博で借金をつくっていたことが分かり、大谷の銀行口座から少なくとも450万ドル(約6億7500万円)が送金されたことも判明したそうです。
スポーツ賭博は米40州では合法のようですが、球団のあるカリフォルニア州ではスポーツ賭博は違法となっています。
水原氏が直接語ったところによると、2021年にカリフォルニア州で違法賭博の元締めをしている人物と、サンディエゴで行われたポーカーゲームの会場で初めて会い、スポーツ賭博を始めたそうです。
賭博の負けによる借金は2022年までに100万ドル(約1億5000万円)に膨らみ、その後さらに雪だるま式に膨らんでいいます。
MLBは選手と職員に対して野球賭博は禁止しているがその他のスポーツ賭博は認めています。
水原氏は同メディアに「野球に賭けたことは一度もない。それは100%間違いない。ルールは知っている」と話し、国際サッカー、NBA、NFL、カレッジフットボールに賭けていたと話しています。
ギャンブル依存に完全に陥ってしまい本人は「沼にはまってしまった。負けをカバーするためにさらに大きな金額を賭けた。そして負け続けた」と話したといいます。
やはりお金は人生を狂わせる力を持っています。
一歩間違えてしまうと富、名声、人間関係(家族も)と全てを失ってしまいます。
大谷の精神的なダメージが心配されます。
ただでさえ、新天地への移籍や、結婚など環境の変化が多く、注目度が更に高まっており、普通であればかなりストレスのたまる状況だったと思います。
そこにきて相棒の契約解除というショッキングな出来事が起きてしまいました。
水原氏が通訳だけではなく、精神的な支えであったことを考えると、水原氏がいなくなったその影響があるかもしれないですが、大谷は精神的に弱い人間ではないと思います。
ショックは間違いなくあると思いますが、それに負けない大谷の更なる活躍を期待しています。
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