巨人・松原と西武・若林トレード成立

驚きのニュースが飛び込んできました。

巨人の松原外野手・29歳と西武の若林外野手・26歳の１対１のトレードが２４日成立しました。

同じ外野手同士というのが驚きです、西武は貧打で非常に苦しんでいますから、西武からおそらく仕掛けたのでしょう。

それに巨人が応じたのではないでしょうか。

しかし同じ外野手であれば、年齢の若い若林の方が良いような気がしますが…。

巨人・松原は育成選手として入団して２年目の１８年途中に支配下登録されました。

２１年には１３５試合出場で打率２割７分４厘、１２本塁打とブレイクし、背番号「９」も着けましたが、２２年は打率１割１分３厘で背番号「５９」になっています。

昨季は２１試合のみで、１２打数無安打に終わっていました。

今季は阿部慎之助新監督から復活を期待され、キャンプから１軍に帯同していました。

オープン戦で猛アピールして開幕１軍をつかみましたが、１３打数２安打、打率１割５分４厘と思うような結果を残せず４月１５日に登録抹消。それ以来、昇格はありませんでした。

恐らくこのまま巨人にいても、松原の出番は非常に少なかったでしょう。

松原トレードの噂は毎年のようにありましたが、現実のものになりました。

西武・若林は入団１年目の２１年は開幕から４４試合で２０盗塁を記録するも、同年５月３０日の阪神戦の守備で左膝前十字じん帯を損傷して戦列離脱してしまします。

その影響で２２年は２８試合、２３年は３６試合出場にとどまっていました。

今季は３月２９日の楽天戦で「２番・右翼」で開幕スタメン出場したが、４月８日に２軍降格。

同２１日に再昇格し、５月１日の日本ハム戦では先制１号ソロとサヨナラ２号２ランを放つど派手な活躍を見せ、このプレーで５月度のパ・リーグ「スカパー！サヨナラ賞」を受賞しました。

しかし１軍では１９試合で打率１割２分９厘、３本塁打、５打点と寂しい成績。

５月２２日に急性腰痛で登録抹消となり、現在は回復して２軍で実戦復帰していました。

西武ファンによると、人気もロマンもある選手のようです。

西武では育てきれませんでしたが、環境が変わって活躍できるかどうか。

巨人の外野手は現状、中堅・ヘルナンデスと右翼・丸が固定されています。

左翼は立岡、萩尾、佐々木らで日替わりの起用となっています。

２軍には秋広、浅野、岡田、オコエらがいますが、パンチ力と機動力を兼ね備える右打者の若林が加わることで外野手の活性化につながると巨人は考えたのでしょう。

しかし巨人は若くて楽しみな外野手が多く、だぶついてしまう気がしますが…。

松原を獲得した西武は、２０勝４６敗の借金２６で最下位からの巻き返しを目指しています、１２球団ワーストのチーム打率で得点力アップが最大の課題です。

中でも１、２番の出塁率が低く、チャンスメークができる１、２番向きの打者は補強ポイントの一つでもありました。

加えて外野は長距離砲の新外国人コルデロが不振で２軍調整中。

蛭間が左手首痛で離脱するなど故障者も多いです。

岸、長谷川ら若手を積極起用し、育成の新人外野手・奥村を９日に緊急で支配下登録したが、打線全体として苦しいやり繰りが続いていています。

松原も環境を変えることでまだ飛躍のチャンスがあります。

正直松原は身体能力が高く、足も速く、肩も非常に強い、守備も良いし、打撃も光るものがあります。

巨人はもっと使えばいいのにもったいないな、使わないならカープにくれないかな、と思っていました。

そしてトレード好きな巨人は、必ず放出するだろうと考えていましたが、本当にそうなりました。

環境が変わればまだ活躍できそうです、西武の救世主になれるかどうか、私は松原の活躍に期待します。

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