カープ優勝を逃した要因①

首位をキープしていたカープですが、勝負所の９月にまさかの大失速。

巨人との直接対決でも敗れ、阪神にも勝てず、７連戦は最悪な結果になってしまいました。

これで阪神に抜かれ３位に。

ＤｅＮＡにも追い抜かれそうな不調ぶりです。

まだ優勝の可能性が無いわけではないですが、優勝を逃した要因は何だったのでしょうか？

今回は要因の１つ目を考えていきます。

シーズン途中で補強をしなかった

私は今年の順位予想をした際に断腸の思いで、阪神を首位、カープ２位、巨人３位と予想しました。

ただカープにも条件がハマれば、優勝の可能性が無いわけではないと考えていました。

それは、新外国人選手が野手１人、投手１人は最低でも当たりであるということでした。

しかし蓋を開けてみると、野手が散々で、シャイナーもレイノルズもオープン戦でほとんど打てず。

更には開幕早々二人同時に怪我をして離脱する始末。

結局レイノルズはシーズン途中に契約解除。

シャイナーもＤｅＮＡ戦でホームランを打った以外は活躍できませんでした。

ハッチも期待されていましたが、決め球がなく、審判に八つ当たりする始末で、活躍できませんでした。

一番目立っていなかったハーンが予想外の大活躍を見せてくれたのは、唯一の嬉しい誤算でしたが、カープの外国人事情はとんでもないことになっていました。

加えて末包の怪我、田村ら期待の若手が結果を残せず、坂倉の不調と、極端な貧打に苦しみ、勝ち切れない試合が続きました。

末包復帰後、少し打線が繋がるようになりましたが、終盤に末包が不調になると、当然のように得点がとれなくなりました。

それもこれもシーズン途中で外国人選手、特に野手を補強しなかったからです。

せめて外国人でなくとも、トレードで打撃に魅力がある選手を獲得していれば、何かしらチームに刺激を与えられたはずです。

新井監督自身が補強を断ったそうですから、自業自得です。

４番に堂林や野間が入っているチームが優勝できますか？

答えはノーです。

当たり前ですが、彼らは４番タイプではありません。

補強をしたからといって、上手くいかないことも多いですが、今いる選手に危機感を抱かせ、競争が生まれます。

首位にいる巨人はシーズン途中にモンテス、ヘルナンデス、昨シーズンオフにはケラーを獲得し、しっかり活躍しています。

優勝争いから１歩リードしたチームと、脱落したチームの差はここにあったと言わざるを得ません。

カープは特に前半戦～中盤戦、完全に投手陣におんぶにだっこ状態でした。

１点差で負けることも多く、犠牲フライやボテボテの内野ゴロが出ていれば勝っていたであろう展開が多くありました。

もし早めに手を打って、新戦力をとって、１試合でも多く勝てていたら、優勝争いの展開も全く変わっていたでしょう。

しかし、もう何を言っても後の祭りです。

出来ることなら、８月に戻りたいです。

カープ助っ人採点（前半戦）　の記事も宜しければご覧ください。