首位をキープしていたカープですが、勝負所の9月にまさかの大失速。
お得意様だったはずのヤクルト相手に床田でも敗れ、月間13敗と、新井政権ではワーストタイ記録です。
現在カープは、優勝争いから3位死守に切り替えを余儀なくされています。
果たして優勝を逃した要因は何だったのでしょうか?
今回は3つ目の要因を考えてみます。
終盤の過密日程と疲労
カープは雨で試合が流れることが多く、残り試合数がかなりあり、ホームが多いことから、それがカープにとって有利に働くかと思いました。
しかし、首位を走るカープに対し、他チームはエース格をどんどんぶつけてきて、タイトな戦いが毎日続きました。
ここまでカープを支えてきた矢野や菊池の鉄壁の守備にも疲れが見えは始め、記録に残らないようなミスがでるなど、チーム全体に負の連鎖がはじまってしまいました。
それでもチームが勝てれば疲れも吹っ飛ぶはずですが、先発が早々と打ち込まれ試合が壊れてしまったり、勝てると思った試合で、栗林が全くアウトがとれずにダメージの大きい負け方をしてしまいました。
四球や死球が増え、頼みの投手陣が打ち込まれ、守備でもミスが増え、元々打線に長打力が無いカープは厳しい戦いが続きました。
気持ちの整理や、身体のリセットが欲しい時に、連戦が続き、切り替えができないまま時が流れてしまいました。
更に今年は9月になっても真夏のような猛暑。
暑い中、屋外でデーゲームという、更にダメを押すような状況に。
選手層が厚ければ、選手を入れ替えることができますが、補強を怠ってきたカープにそれはあまり出来ず。
主力選手のプレッシャーや、疲れは相当のものだったと思います。
経験豊富な秋山は、この過酷な環境でも高いパフォーマンスをみせてくれていましたが、明らかにほとんどの選手はキレがありませんでした。
更に矢野や小園など若手は、ここまで非常に良く頑張ってくれましたが、まだ1年間通して活躍した経験がありません。
ましてや優勝争いの経験、追われる立場の経験がなく、その怖さというものを嫌というほど、思い知ったと思います。
カープは非常に悔しい形で、シーズンの終わりを迎えようとしようとしています。
しかし、この経験が来季の優勝に繋がると希望を持つしかありません。
カープが優勝を逃した要因① カープが優勝を逃した要因② の記事も宜しければご覧ください。
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