拝啓 初秋の候、ますますご清栄のことと存じます。
あなたが日本球界に復帰し、カープを選んでくれてから3年が経ちました。
あの時の驚きと感謝の気持ちは今も胸に深く刻まれています。
カープは今季優勝が可能な位置にいました。
しかし9月にまさかの急失速。
残酷な形でシーズンは終わろうとしています。
頼みの投手陣が早々と打ち込まれ、頼みの守備陣にもミスが見られ、負の連鎖が止まりません。
6回か7回くらいには荷物を持って、席を立って帰ってしまうカープファンの姿を多く見ました。
悲しいかなそれが当たり前の光景になってしまいました。
そんな集中力が途切れてもおかしくない状況でも、鋭い眼光で投手を睨み付け、粘りに粘って甘い球を待ち、ヒットを打って出塁する選手がカープにいます。
それがあなたです。
気持ちはみんな諦めていないと思いますが、それを背中やプレーで現せている選手はあまりいません。
あなたのその姿は感動に値します。
そして若い選手にとって最高のお手本になっています。
あなたこそが本物のプロ。
あなたがカープに来てくれて本当に良かった。
心からそう思います。
一つ謝りたいのは、カープがチーム編成がへたくそで、あなたにカープでの優勝を経験させてあげられなかったこと。
それが申し訳なくて仕方がありません。
休みがほとんどなく、あなたも相当疲れていると思います。
ご自愛くださいませ。
最後にもう一度、本当にカープに来てくれてありがとう。
カープを応援している理由 の記事も宜しければご覧ください。
コメント