9月の頭までは首位にたっていたカープ。
しかし悪夢のような1か月でした。
嘘のように黒星を重ね続けて、気づけば優勝争いどころか、Bクラスに。
負けすぎてセリーグの、月間負け数記録に迫っています。
戦力が無いと言ってしまえばそれまでですが、9月頭までは、そこそこ良い戦いができていました。
何をやっても上手くいかない。
まるでカープが、野球の神様から見放されたような状態です。
野球の神様は何を考えているのでしょうか?
少し考えてみます。
「カープ?デビッドソンとかアンダーソンとかいたでしょ?彼らはもう一年やらせたら面白いよ」
「え?契約しなかったの?それで新外国人は?シャイナーにレイノルズ、ハッチ?どうだろうね、微妙だよ」
「ほらやっぱり活躍しなかったじゃん。代わりに誰かシーズン中に補強するんでしょ?新外国人獲得とか、トレードとかさ」
「え?うそ?補強しないの?しかも監督が補強断ったの?マジで?やばくない?俺はやることをちゃんとやらない奴らは嫌いだよ、じゃあ巨人見てみようか」
「オフに泉、ケラー、高橋?いいね、弱点の中継ぎの補強に必死だね、俺そういうの好きだよ」
「でも新外国人のオドーア退団したね、どうするんだろう?ヘルナンデス・モンテス?めちゃくちゃ良い外国人連れてきたね、しかも阿部監督は去年活躍した秋広を贔屓しないし、守備が良い吉川はちゃんと出し続けているし、実力主義でいいね。ポイントめっちゃ高いよ巨人は」
「カープ?だって全然打てないのに何もしないじゃんか、結果が出てないベテランの田中とか松山とか堂林は我慢強く使うのに、若手は辛抱強く使わないしね、勝つ気ないんでしょ?そういうの嫌い。俺はちゃんとやることをやってる巨人に味方するよ」
おそらくこんな感じでしょうか?
終盤戦に入るまで、投手は非常によく頑張り、野手が1点でもとっていれば勝っていた試合が数え切れないくらいありました。
途中で獲得した新戦力が、最低限の仕事をして、前半戦・中盤戦で1つでも2つでも勝てれば、展開は全く違っていたはずです。
普通の球団、企業であれば弱点があれば、それを改善しようと策を練り、行動に移します。
それをカープは怠りました。
補強が必ずしも上手くいくとは限りません。
しかし競争・変化が生まれることは間違いありません。
現場にも、上は本気で勝ってほしいんだというのが伝わります。
貧打解消の努力をしなかったツケがきてしまいました。
他球団で活躍しているモンテス・カリステ・オースティンらが羨ましくて仕方がありません。
補強が仮に上手くいっていれば、もうとっくに新井監督は胴上げされていたでしょう。
自らその可能性を断ったわけですから仕方がありません。
目標を失い、広島は悲しみで溢れています。
カープ優勝を逃した要因 の記事も宜しければご覧ください。
コメント