最速152キロの火の玉のような剛速球を投げ、周囲が驚くほどのスピードで成長している将来のエース候補。
それが斉藤優汰投手です。
斉藤投手は、2022年ドラフト1位で苫小牧中央高より広島へ入団し、最速152キロのストレートにカーブ、スライダー、フォークを投げる投手です。
ドラフト時カープは、阪神に1位で入団した森下翔太選手を指名せず、指名していれば森下選手を単独で獲得できました。
広島は事前に公表し斉藤投手を指名しました。
最初はなぜ森下選手を指名しないんだ?と思いましたが、結果的に広島の選択は正しかったと思います。
斉藤投手は、一年目は開幕から5か月は停滞していたといいます。
そんな中、8月24日ウエスタン・ソフトバンク戦で、公式戦初先発のマウンドにあがり、5回を無失点、1安打に抑えます。
9月2日のソフトバンク戦でも、7回2失点で、敵将の小久保監督も舌を巻く投球をみせます。
2023年の二軍成績は、5試合に登板し、0勝1敗、防御率4.02でした。
小林幹英3軍投手育成強化コーチは斉藤投手について「はっきり言って想像以上。斉藤の球が通用することは分かりましたが、1年目からここまでの結果をだすとは思っていませんでした」
「投げる球は入団からずっと良いです。特にストレートは抜群に良い」と、そのポテンシャルの高さを称えていました。
成長につながっている要因について「投げたいコースに投げ切れるかどうかの精度が課題でした。10球に1球だったのが、今は10球に6球くらいは思ったところに投げられている。その確率が上がったのが好投につながった要因の一つではないかと思います」と話しています。
驚いたのは、2023年11月12日の対侍ジャパンに対しての投球です。
「自分の真っすぐがどれだけ一軍レベルの打者に通用するかを見たかった」と、1イニング目を全球直球で挑み、森下、牧、小園を見事三者凡退にねじ伏せます。
終わってみれば、2回を無安打無失点に抑える好投、非常に質の高いストレートを投げており、その姿には広島の明るい未来が見えました。
日本代表に対して直球勝負で挑む度胸もすごいですし、実際に抑えてしまう能力の高さもすごいです。
このまま順調に育てば前田健太並みの大投手になれるでしょう。
あのストレートがあれば、日本を代表する投手になるのは間違いありません。
2月24日の巨人とのオープン戦では、制球に苦しみ、打ち込まれ炎上してしまいましたが、彼の場合は発展途上で、上手くいかなくても全てが勉強です。
まだ2024年で高卒2年目、今年は体力作りと、二軍での実戦経験を積むことが主になりそうですが、早く一軍でみたい気持ちが抑えられません。
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