小学6年生の時点で身長172cm､体重75kgと規格外で、推定飛距離は驚異の90ｍ。
あまりに飛ばしすぎる為、対策として専用の防護ネットが張られたそうです。
高校時代は、通算32本塁打、投げても最速145キロのサウスポーと、野球センス抜群。
入団前の広島・松本有史スカウトは、この選手をこう語っていました。
「坂倉と龍馬を２で割ったような打撃をする、前田智徳さんに匹敵する。1年目から1軍の試合に出る力はある」と。
まさにカープのレジェンドを彷彿させる男、それが田村俊介選手です。
2023年の田村選手の成績は1軍で22打数8安打、打率.364。
２軍では打率.278、本塁打4、打点29でした。
９月１２日のヤクルト戦以降は５試合先発出場するなど活躍しました。
9/18左手小指の骨折があり、無念のリタイヤとなりましたが、2024年へと期待が大きく膨らみます。
チームではレギュラーだった西川選手がオリックスへ移籍し、チームを去ることになり、外野は一枠空きました。
田村選手にとっては非常にチャンスです。
チームに不足している、長打力がある田村選手がブレイクすれば、西川選手の穴も埋まり、カープは優勝争いに加わることができるはずです。
末包、中村貴浩、中村健人、久保とライバルは多いですが、定位置を掴めるかどうか？
オープン戦では強打の二番として起用されていましたが、シーズン中はどんな起用になるのかも注目です。
また、実績があまり無いにも関わらず、日本代表にも選出され、一流選手のソフトバンクの近藤、ヤクルト村上にもそのセンスを認められています。
井端監督に「彼のスイングは素晴らしいものがある」「日本代表するバッターになると思っています」と言わしめた男。
スイングが速く、ブレが無い、その打撃はカープの希望の光です。
頑張れ田村選手。
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