ドラフトの本当の評価は、何年か経ってみないと分かりません。
広島カープ歴代のドラフトを振り返り、評価を行います。(S~E評価)
今回は2012年のドラフトを振り返ります。
ちなみにこの年は大谷翔平、藤波、鈴木誠也、宮崎、菅野、則本、小川、増田など後に球界を代表する選手になる選手が多く、超当たり年でした。
1位 髙橋大樹
龍谷大平安高
通算成績 49試合出場、20安打、1本塁打、3打点。
外れ外れ1位とはいえ、野手ではトップクラスの評価で、ドラフト1位で入団した高橋選手、何といっても豪快なフルスイングが魅力で、鈴木誠也選手も、髙橋選手の存在は大きかったようで、お互いに刺激になっていたようです。
その後は出場機会に恵まれずに、2021年に残念ながら戦力外となってしまいました。
素質は申し分なかっただけに、育成しきれなかったことが非常に悔やまれます。
2位 鈴木誠也
二松学舎大付高
通算902試合出場、937安打、182本塁打、562打点、82盗塁、打率.315
神ってる男。そしてミート力もあり、パワーがあり、足が速く、肩も強い、と野球選手に必要な能力を全て兼ね備えている男。
現在はメジャーリーグ・シカゴカブスでプレー。すでにレジェンドクラスの選手。
ドラフト時は、尾形スカウトが熱心に推薦してくれたおかげで、鈴木選手を獲得できたようです。現にドラフト時には、福岡と北海道のテレビ局が駆けつけていたそうです。
危なかったです、本当に獲得できてよかったです。
鈴木選手一人で評価Sにしてもいいくらいです。
3位 上本崇司
広陵高ー明治大
通算479試合出場、179安打、3本塁打、43打点、盗塁23、打率.260
どこでも守れるユーティリティプレーヤーとしてチームに欠かせない存在。
元々は守備固めか、代走での起用が多かったですが、今季は4番を務めるなど、長打は少ないですが、勝負強く、しぶとい打撃をみせてくれています。
派手さはありませんが、年々存在感が増しています。
4位 下水流昴
横浜高ー青山学院大ーホンダ
通算209試合出場、81安打、12本塁打、42打点、打率.237
広角に打ててパンチのある打撃が魅力。遠投110メートルの強肩、足もまずまず速いと、能力が高く、レギュラー定着を期待されましたが、定着はできませんでした。
2019年に三好とトレードで楽天に移籍し、2021年に残念ながら戦力外になり、現在は広島の球団2軍マネージャーを務めています。
5位 美間優槻
鳴門渦潮高
通算46試合出場、7安打、1本塁打、2打点、打率.115
右の大砲候補として期待され、カープの課題の三塁守備が良かった美間選手。
一軍には定着できず、2018年に福岡ソフトバンクホークスにトレードで移籍、2019年に戦力外となり、残念ながら引退となりました。
評価
なんといっても鈴木誠也選手の活躍が大きいです、さらに上本選手も年々存在感が増しており、貴重な戦力になっています。
Aと迷いましたが、評価はSです。
2011年のドラフトもSでしたから、二年連続でSとスカウトの眼力とコーチ陣の指導が実を結び、その後の3連覇に繋がりました。
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