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広島歴代ドラフト評価 2013

1位大瀬良 大地投 手九州共立大
2位九里 亜蓮投 手亜細亜大
3位田中 広輔内野手JR東日本
4位西原 圭大投 手ニチダイ
5位中村 祐太投 手関東一高

ドラフトの本当の評価は、何年か経ってみないと分かりません。

広島カープ歴代のドラフトを振り返り、評価を行います。(S~E評価)

今回は2013年のドラフトを振り返ります。

ちなみに2013年の主な他球団の選手は、小林誠司、田口、梅野、岩崎、又吉、松井、山川、森友哉、上林等です。

1位 大瀬良大地

通算 251試合登板 81勝 64敗 2セーブ 24ホールド 防御率3.56

最速153キロの大学球界ナンバーワン右腕で、この年の目玉の1人。

ヤクルト、阪神と競合の結果、抽選で交渉権を見事獲得します。

この時の興奮は今も忘れられません。

プロ入り後、1年目から10勝をあげ、新人王を獲得、チームのエースに成長し、ドラフト1位に相応しい活躍を見せてくれます。

2023年は、6勝11敗と不本意な成績に終わりました、本人も相当悔しい気持ちがあるはずです。

2024年は、本来のエースとしての投球を取り戻せるか。

2位 九里亜蓮

通算 237試合登板 64勝 57敗 6ホールド 防御率3.53

身長186センチの大型右腕として、2位で指名されます。

正直私は、後に巨人から3位で指名される田口麗斗が、2位の時点で残っていた為、なぜ田口を指名せず九里?と思ってしまいました。

しかしそれは私の大きな間違いでした。

プロ入り後も田口は2016年に10勝、2017年に13勝をあげ活躍、カープも田口が先発の時は非常に手こずりました。

その時にも、どうしてあの時獲得しなかったんだと思いましたが。

九里も敗戦処理や、ロングなど、便利屋のような下積みを経て、年々力をつけ、着実に成長し、いまやカープのエース格の投手にまで成長しました。

彼の最大の良さは、怪我をせず、体が非常に丈夫だということ。

これも一つの立派な才能だと思います。

怪我で離脱というのは、ほとんど聞いたことがありません。

ローテーションを黙々と1年間守り続けてくれるその姿には、ファンも首脳陣も感謝しかありません。

またチームの事を誰よりも考え、熱い気持ちを持って戦ってくれます。

それが良く分かるのが、バッターボックスに入った時です。

打撃は得意な印象は無いのですが、投手でありながら、粘ってとにかく玉数を投げさせて塁に出てやろうという気持ちが非常に伝わってきます。

この九里、大瀬良というエース格の投手2人を1,2位で二人指名できただけでも、会心のドラフトと言えます。

3位 田中広輔

通算 1122試合出場 945安打 67本塁打 341安打 130盗塁 打率.259 出塁率.347

カープのこの年のドラフトが非常に評価されているのは、3位で田中が指名できたことにあります。

元々カープは田中を、アマチュアナンバーワン野手と評価していたそうです。

ただカープは、2巡目までを投手の指名をすることが決まっていた為、田中の獲得は見送ることになっていたそうです。

しかし、ドラフト本番、田中が3巡目まで残っていることにマツダオーナーが気づき、慌てて担当スカウトが電話をJR東日本に入れ、「田中が指名されていないんですけど、どこか怪我とかしていないですよね?ウチが指名してもいいですか?」と確認をし、球団も予想していない形で入団が決まりました。

入団後田中は、1年目から同学年の丸、菊池と「タナキクマル」で、リードオフマンとして、打線を引っ張り、2016年からのリーグ3連覇に大きく貢献してくれました。

4位 西原圭大

通算 16試合登板 0勝 0敗 防御率 7.23

サイド気味のスリークォーターから打たせてとる、粘り強い投球が持ち味で、投球スタイルが元ヤクルトの館山昌平氏に近く、即戦力の中継ぎ候補として期待され入団。

2014年には1年目から、開幕一軍スタートとなり、11試合に登板しました。

その後目立った活躍ができず、2016年に戦力外となり、現役続行を希望し、トライアウトにも参加しましたが、NPBから声はかからず、2017年から、古巣ニチダイに所属し、選手兼任コーチを経て、専任コーチとして、後身の育成・指導に当たっています。

5位 中村祐太

通算 42試合登板 11勝 15敗 防御率4.60

癖のない綺麗なフォームが特徴の本格派投手。

「ストレートの質は藤川球児を彷彿させる」と称されるくらいの素質でした。

その後2017年には5勝をあげ、存在感をみせますが、2021年には3試合、2022年には5試合のみと、一軍での登板機会が減っていきました。

そして注目されていた2023年の現役ドラフトで、西武へ移籍することになりました。

環境を変えることで、持っている才能が開花することを期待しています。

評価

エース格の投手が2人、更に3連覇の立役者の一人の、田中を獲得できた時点で文句なしのS評価です。

2011年、2012年もS評価と、3年連続でS評価となりました。

スカウトの眼力とコーチ陣の指導が実を結び、その後の3連覇に繋がっていきます。

唯一中村祐太を育てられそうで、育てきれなかったことが悔やまれますが、新天地での活躍に期待です。

過去のカープ歴代ドラフト評価はこちらからどうぞ(20112012

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この記事を書いた人

野球ゲームがきっかけで広島カープが好きになり、25年以上応援し続けている埼玉在住の2児の父、40歳です。
ブログを通して多くの方々に広島カープ、野球の良さを知ってもらい、カープを応援して頂くことが私の夢です。

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