ドラフトの本当の評価は何年か経ってみないと分かりません、今回は、広島カープ歴代のドラフトを振り返り、評価を行います。(S~E評価)
今回は2011年のドラフトを振り返ります
1位 野村 祐輔
広陵高ー明治大
通算成績 208試合登板 80勝63敗 防御率3.54
明治大学のエースだった野村は、菅野智之(東海大)、藤岡貴裕(東洋大)と共に「大学球界ビッグ3」と称され、注目を集めていました。
複数球団の競合確実と言われていたが、スカウトの執念が実り、カープが単独指名に成功しました。
入団1年目から27試合に登板、9勝11敗、防御率1.98と1年目から活躍。
2016年がキャリアハイで、16勝3敗、防御率2.71と、制球力が抜群で、素晴らしい成績を残しました。
公務員と言われ、5回か6回には降板し、残業はしないスタイルですが、ドラフト1位にふさわしい成績です。
2位 菊池涼介
武蔵工大二高ー中京学院大
通算1528試合出場、安打1591、本塁打122、盗塁120、打率.270、出塁率.316
10年連続ゴールデングラブ賞、二塁手としてNPB記録のシーズン535捕殺、シーズン守備率10割(無失策)と輝かしい成績を残しており、まだまだ現役のレジェンド、プロ野球界歴代最高の二塁手でしょう。
しかし、ドラフトでは、地方リーグの成績、体が小さいという事も影響したのか、ドラフト2位での指名でした。
これだけの選手が2位でとれたのですから、ドラフトは分からないものです。
菊池選手一人でS評価でもいいくらいです。
何度菊池選手の守備に助けられたか分かりません、チームの守護神です、実質100セーブ以上はしているんじゃないでしょうか?常識外れのその守備は、見る人を魅了し続けています。
3位 戸田 隆矢
樟南高
通算95試合登板、11勝7敗、防御率3.94
左腕が不足しているカープ投手陣の中で、毎年のように期待されていましが、怪我もあり、周囲の期待以上の活躍はできませんでした。
引退後はレモン農家に転身しているようです。
4位 土生 翔平
広陵高ー早稲田大
通算10試合出場
広陵高時代は、3年夏にエースの野村と、小林誠司、1学年後輩の上本崇司らと共に、チームを準優勝に導きました。
入団後活躍が期待されましたが、活躍ができず、2018年に戦力外になり、現役を引退しました。
引退後は広島でスコアラーに転身し、チームを支えています。
評価
評価はSです。エースとしてチームを牽引した野村投手と、菊池選手の2人で超当たり年といえます。
戸田投手が期待通り活躍してくれれば、更なる当たり年になったでしょう。
広島スカウトの優秀さが分かる年になりました。
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