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天才的なバットコントロールを誇り、広島からFAでオリックスに加入した西川龍馬が、初めてのパ・リーグでの戦いに苦しんでいます。
5月1日のロッテ戦ではついに、移籍後初めて先発を外れ、3点差の9回1死から代打で登場も空振り三振に倒れました。
中嶋聡監督はスタメン落ちについて「いろんなことを考えてやってる。本人がどう捉えるかだと思う」と多くを語らなかったようですが、ここまで打率・212、1本塁打、5打点は期待を大きく裏切る数字となってしまっています。
打席で適応に苦心しているのは、1打席目から4、5球続けて速球で押す配球など、変化球主体のセ・リーグでは考えられなかった次元の力勝負にあるそうです。
西川は「無駄な球を投げないのも特徴的で、『もう2ストライク?』と思うことも多い」と語っています。
コンディション面でも苦労しているそうです。
日本代表で意気投合してから自主トレを合同で行ってきたソフトバンク・近藤健介らに相談し、情報収集したうえでオリックス入りを決断したそうですが、移動の過酷さは想像以上だったようです。
広島も遠征は多いが、セ・リーグは新幹線移動が中心で、発車直前に乗り込んで下車直前まで寝ていられますが、パ・リーグは空路が中心。
慌ただしい搭乗手続きや、空港から球場まで長時間のバス移動に戸惑いがあるようです。
そこに新天地での気苦労が加わり、さらには中嶋監督の代名詞である日替わりオーダーの緊張感も影響しているようです。
試合前練習が始まる段階でオーダーが分かっていた広島と違い、スタメンが分かるのは練習後しばらくしてから。
準備にかけられる時間が短い中、すでに5つの打順を託されています。
西川ほどのバットコントロールをもってすれば、パリーグに行っても全く心配ないだろうと思っていましたが、思っていた以上にセリーグとパリーグでは野球が違うのかもしれません。
確かに交流戦を見ているだけでも打者はスイングが鋭く、投手は出てくる選手の球が速く、ストレートで押してくることが多いです。
移動も飛行機での移動よりは、新幹線で寝ていられるなら、その方が確かに楽です。
コンディションも含めて、慣れるまでまだ時間はかかるかもしれません。
リーグ4連覇を目指すオリックスは連敗で借金「2」と苦戦が続いています。
西川龍馬はこんなもんじゃないです。
カープの元4番として意地を見せてほしいです。
もし宜しければ 名選手がプロ野球選手になるまで西川龍馬編 もご覧ください。
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