8日の春季キャンプで広島の中村貴浩選手が、外野の定位置奪取へアピールに成功しました。
シート打撃で３打数２安打とし、この日唯一の複数安打をマークしました。
前日には侍ジャパンの井端監督が視察に訪れ、ともにレギュラーを争うライバルの田村選手を絶賛していました。
塹江投手、松本投手から安打を放ち、左右の投手からしぶとくタイミングを合わせていずれも右前に運びました。
本人は「打てて良かったですけど、まだ（先は）長いので。これからも結果を残せるようにやるだけですね」と話しています。
左腕・塹江投手に対しては外角に逃げていくスライダーを片手１本でヒットにしました。
「１球目に甘めのスライダーを見逃したので、それと真っすぐを頭に入れて引っ張った感じ」と、次の打席では右腕・松本の直球をはじき返しました。
朝山打撃コーチは「右左関係なしで軸が安定している。崩されてない。自分のポイントに呼び込んで、ひっぱたいているのでいいものが出せている」と評価していました。
今年が大卒２年目で、育成で入団した昨季は支配下に昇格すると、１軍で６安打をマークしました。
田村選手、末包選手らとともにＦＡ移籍した西川龍馬の穴を埋める外野手として非常に期待されています。
同じ左バッターでは、ヒットメーカーの秋山選手という、チームに最高のお手本がいます。
さらにオフには、昨季までいた西川龍馬選手に、打撃面でのアドバイスをもらったようです。
昨季よりも更なる成長が期待されます。
中村選手は、育成だったことが嘘のような打撃センスを持っています。
パワーもそこそこありますから、西川選手、秋山選手のように成長してくれたら最高です。
西川選手がいなくなった穴は大きいですし、シーズンが進むにつれて思い知ることになるでしょうが、今は若手外野手のうち誰がレギュラーをとるのか？楽しみでなりません。
今日行われている紅白戦で若手外野手達は、どういうアピールをするでしょうか？
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